TH296 2019年9月~
ベース車両: ABARTH PUNTO EVO(LH-MT)
ブランド発足当初から仲良くさせて頂いているABARTH仲間が、新車から乗っていた個体をデモカー305と入れ替えでやってきたTH296。
当時からメンテナンスやカスタムのお手伝いをさせて頂いていた個体で、たまに乗る事がありましたが500/595系とは全く違った動きをするし、なによりあのドッシリ感は乗るたびに新鮮でした。
個人的にはこのスタイリングがとても好みで、まだ新車で販売していた時に幾度も購入しようかと悩んでいたりします。
TH296がTHREEHUNDEDにやってきた時、走行距離は67000kmと少しでしたが、その半分以上をゼンカイで過ごしてきたこの個体(笑)
ボディやモールの劣化もそれなりでしたので、当初からオールペンをしようと考えていました。
色はマイアミブルーしか頭になく、ホイールは組み立てを履いてディスクはゴールドと決めていました。
塗装をする過程でいろんなパーツが劣化していて、全て交換しようと思ったのですが欠品が多く、パーツの手配になかなか苦労しました。
塗装が上がり、用意したes-04はディスクゴールド、リムはブラッシュド、リムはブラッシュドにマットクリア、ピアスボルトはクロームという仕様です。
クルマに履かせるとイメージ通りドンピシャでニヤリ。
当初から組んでいたサスペンションキット by OHLINSも仕様変更し、その際にアーム関係やエンジンマウント、消耗パーツを新品に交換しました。
シートも両席RECAROに交換し、カピカピだったブレーキキャリパーもリペイントして、ブレーキ周りもついでにフルリフレッシュしました。
組み上がって試走したTH296は新車の頃のようなビシッと感を取り戻し、とても良く走る相棒となりました。
新車を組んでいくのも楽しいですが、中古車ベースのクルマをメンテナンスしながら自分好みに思いっきりカスタムをしていくのも楽しいです。
とにかく走りのフィーリングが良くて、コントロールの幅が広いのが楽しいPUNTO。
2021年春のスズカで、あまりにクルマが調子良くてウキウキ走っていたら、デグナーでまさかのシフトミス。。。
5速から2速に入ってしまいエンジンブロー。
スズカに向かう道中から少しシフトリンケージに怪しさを感じていたんですが、とは言え自身のダサイシフトミスで大切なクルマを壊してしまい大反省。
こうなるとタダでは転ばないヤマグチ、1万キロ台のエンジンを見つけて、595用に用意していたタービンに換装、ミッションバラしたついでに思わぬ発見をしてしまい、強化クラッチと軽量フライホイールも用意しました。
この際にもエンジン下ろさないと出来ない作業を沢山しましたので、時間もお金もかかりましたが更に輝きを取り戻した感じです。
ABARTH PUNTO系はECUがマレリでして、こいつが少々クセモノです。
ボッシュに比べて制御している箇所が少ない事と、イジル幅が少ないというか、受け付けないというか、とにかく大変です。
書き込みにも儀式がいりまして、500系だと今は5分くらいで書けますが、ABARTH PUNTO系は20分くらいかかります。
先日ECUのセッティングから戻りました。
THREEHUNDEDにやってきて間もなく2年、いよいよ全てがバランスしてきて本領発揮と言った感じです。
既に絶版車輛ではありますが、楽しく乗るためのパーツを少しずつ作っていきたいなと。
【TH296 スペック】
Coming Soon~!!
(現在準備中です、もうしばらくお待ちください。)