少し前のこと、工場さんがパツパツなので現場応援に行ってきたヤマグチ。
今回はマフラーテールフィニッシャーシリーズのお手伝いでした。
完成品はただのパイプ4本で構成されているパーツなのですが、実は工程間でかなりの手間がかかっている商品であります。
まずは1mmの平板をレーザーで切り出し、ベースとなる素材を作ります。
通常ならここで直ぐに丸めてしまうのですが、THREEHUNDREDではひと手間加えて角とボルト穴を全て面取りします。
作り上げてしまえば見えない箇所ではあるのですが、後の作業でわずかなバリが型や製品を痛めないためにひと手間加えます。
溶接する際の精度を上げるために使うケガキを2か所いれておきます。
この日はステンレステール25台分、実に100本分の作業であります。
面取りとケガキだけでもタップリ午前中いっぱいかかる作業。
毎度の事ですが現場を知れば知る程「職人さんが作り上げた商品を大切に販売していかねば」と思うばかりです。
午後からは平板を丸める作業です。
まずはプレスブレーキでパイプを丸めるためのキッカケを作ります。
これがまた大変でして、少しで押しが曲がると後で丸める時に斜めに丸まってしまいます・・・
ボクの作業なのでこれを100本やるだけで3時間くらい余裕でかかります(汗)
キッカケをつくったら三本ロールで丸めていきます。
一生懸命すぎて写真撮るの忘れました(^^)
これもまた難しくて、パイプを丸くするのはとても大変です。。。
この下処理だけでまるまる1日。
ボクに出来る作業はここまでで、良い筋トレになりました(笑)
ここからパイプにするために溶接を行い、出口を型で押してインナーカールさせるのですが、この作業がとても大変。。。
出来上がったパイプを研磨屋さんに外注し、戻ってきた商品にTHREEHUNDREDのバッジをつけて完成です。
THREEHUNDREDのマフラーテールフィニッシャーは、ただのパイプから切り出してるのではありません。
ABARTHのディフューザーに合わせた絶妙な外径を狙うには規制サイズのパイプじゃダメなんです。
絶妙な見栄えを実現するために、手間も時間もお金もかかるけど、全て平板から作り一番カッコイイと思うパイプ径で仕上げています。
THREEHUNDRED商材に一切の妥協はありません(^^ゞ
コロナに負けるな!
押忍ッ。
■ THREEHUNDRED マフラーテールフィニッシャー(ステンレステール/ABARTH500)商品ページ
■ THREEHUNDRED マフラーテールフィニッシャー(ステンレステール/ABARTH124SPIDER)商品ページ