一番最初にこのお話しを頂戴した際に、
「本当にやるんですか???」
と、ボクが聞いてしまう程でした(笑)
世界限定1949台という、
アバルトが手掛けるアニバーサリーモデルのフェンダーを切る。
パーツや冥利に尽きる、
この上ない至福のシゴトでありました(^^ゞ
やるからにはオーナーさんのホンキ度に負けない、
世界に1台のスペチアーレに仕上げるべく、
頻繁に現場に通い、
都度確認しながら作業を進めさせて頂きました。
もおねタイヘン!(笑)
まず純正フェンダーがノリでバッチリ取り付けされていて、
とにかく外れないのです・・・・
そこからこのABARTH695との戦いは始まりました。
今回のリクエストで、
THREEHUNDREDのワイドスタイルにするのですが、
「セッタンンタのオリジナリティは残したい」というオーダーでした。
純正フェンダーも残せるところは残しながらの作業ですが、
いたるところのラインが合わないので、
都度造形しながら仕上げていきました。
パット見分からないですが、
このサイドスカートはなかなかの大作です(^^)!
リアセクションはフェンダー事態のディティールに手を加え、バンパー側も調整しました。
さりげなくいろんなラインが変わっています。
ホイールはここのところご無沙汰だったes-05。
前後17×8.5Jで、ディスクは前後専用で、そこにマイナスインセットをセットして深リムもバッチリ。
色は特注色のハイパーシルバーで、アルマイトリムと相まってショーワ感満載です!
世界に1台だけのABARTH 695 70°Anniversarioの完成です。
これは盆栽ではなく、サーキットもストリートもガンガンが走るABARTHです♪
実はこのオーナー様、
もっとスペシャルなスペチアーレ「ABARTH 124 Spider RotaryEngine」もオーダー下さっていて、
順番待ちをされているのはナイショのハナシです(笑)
おす。