ガツンとブレーキ踏んだらグッと息を止めて、少〜し踏力緩めて丁寧に舵を入れ始める。前から横へ変化するGに耐えクリップを目指しながらも目線はコーナー出口へ。先が見えたらアクセルON、ヨーが抜けきって車体が安定したら「フゥ〜〜〜〜ッ」と呼吸を再開する。
ざっくり言うと、僕にとってのカタログ作りってこんな感じです。
判りやすい右コーナーだと思っていつもの速度で侵入したら直ぐに切り返しの左、しかもブラインド。なんてことばかりです。当初の目論見通りサラりと出来ました!なんてことは一度もありません。
一番大切にしているのはコンセントレーション。
昨日、友人に言い当てられてドキッとしたのですが、音楽も僕にとっては大切なピースになります。ほぼカタログ毎に2〜3曲をピックして鳴らしっぱなしで仕事します。工程のピーク時には、コレ以外のコトにキャパの小さな能力を割きたくなくて、皆んなにワガママ聞いてもらって籠り部屋で仕事したりもしています。
そうして仕上がった時には、コレでまた白髪が増えたなあと思います。さあコレが今のお前のベストか?とも自問します。まあ、そうではないからまた、新しいカタログを作れるんでしょうけど。
さて、9月の富士も決定しました。ヤマグチはきっと「ニューカタログ作りたいなぁ(チラ見)。」とか言い出すんだろうなあぁぁぁぁぁ。
Takeshi Yamaji