つい先ほどDT3の屋上から井の頭通りを眺めていると、嫁いだ308がオーナーYさんの運転で元気に走って行きました。もちろん挨拶がわりに5回のブレーキランプ(ちと古いですね)ではなくブリッピングのサービス付きです。
その姿を見て急に記憶が溢れ出したのですが、僕と308の最初のコミュニケーションは聖地鈴鹿サーキットでした。憧れのSUZUKAを、初めてのSUZUKAをTHREEHUNDRED最新のデモカーで走れる幸せったらもう。ああ、セナがここで雄叫び上げてたなあ、とかプロストとこのシケインで・・とか、そういえばマンセルがここで・・・とかコースのあちらこちらで感慨に浸りすぎてタイム的にはショボ〜んな感じでしたが、それはそれはきっとこの先忘れることのできないとても幸せな時間でした。
そして、アメリカ。ベガス。SEMA SHOWです。一歩先に海を渡り、僕らのブースに鎮座する308と再会した時の気持ちの高ぶりや、4日間のショーを終えパレードランのためベガスの街中へこのクルマを乗り出した時の「ああ!やっぱりこのクルマってストリートが似合うんだ!」って感覚。あの地のバカデカい車に囲まれながらオーディエンスから貰った「おい、そこのちっちぇ〜ヤツ。最高にクールだな!」の声援。これもまたコレを肴に飲めるくらいの思い出です。
きっとハラダもハシモトも同じ気持ちなはず。昔の素敵な恋の記憶が何かのきっかけでサラリと頭の中を駆け抜けていった時のような、ちょっぴりの切なさも伴った気持ち。ヤマグチなんかは表からは気づけなくても、もっと引き摺ってるのかもしれませんし。
愛されてるなあ308。
Yさん。やっぱり今度からブレーキランプ5回でお願いいたします。古いですけど。。。
Takeshi Yamaji