THREE HUNDRED ABARTH Parts Brand

ABARTH Parts

Produced by DUKES


Forged! Forged!! Forged!!!

Forged! Forged!! Forged!!!

ヤマグチはes Wheelの開発に、相当な時間とかなりの額を投資しました。
駆け出しの弱小企業が「ここまでやるか?」というくらい、いろいろな事に投資をしました。
ワタシがホイールにかける想いは並大抵ではありません、相当の覚悟を持って作り上げたワタシのホイールを手にして頂ければ、きっとその想いが伝わると信じています。

そもそも鍛造ホイールに拘る理由はなんなんだろうか?
意外と鋳造と鍛造の違いを知らないお客様もいらっしゃるので、長々とご説明させて頂きます。

■ 製造工程が全く違う
鋳造ホイールは溶解したアルミを金型に流し込み、アルミが固まる頃を待って型から抜きます。
いわゆる鋳物製品といわれるモノで、製作コストが安価で量産性があります。

鍛造ホイールは、丸棒のインゴット(素材)を、製作するホイールの横幅に合わせて素材をカットします。
この時点でホイール素材は丸棒の輪切り状態。

アバルト ホイール

次に輪切りになった素材を3工程に分けて鍛造機で押していきます。
1回目はザックリとしたホイールの形に数千トンの圧力をかけてゆっくり押していきます。
ワタシは初めて鍛造機を見たとき、物凄い力でドカーンと叩くのかと思っていたら、ジワァーっと力をかけながら押していく作業光景を見て、イメージと全く違う工法に驚きました。

2回目は8千トンの圧力をかけて、インゴットの密度を凝縮しながらアルミを押していきます。
この状態である程度ホイールの形をしてきます。
3回目は更にホイールのフェイス形状が現れ、この状態で7割がたホイールフェイスの形が整います。
合わせてリムの形状を整えられ、ようやくホイールらしい形になりました。
鍛造工程では、この圧力をかけて押す工程が工場の最も腕が試される工程で、熱のかけかたや押し方でホイールの出来上がりが大きく左右します。

es-02は鍛造切削ホイールというカテゴリーになります。
フェラーリやマセラティに標準装着されている鍛造ホイールは、通称「型鍛」(カタタン)と言われる鍛造工程でホイールを作り出してしまいます。
何が違うかといいますと、es-02は先ほどご説明した鍛造工程で大方の状態までホイールを作り上げ、最後はマシニングでフェイスやリムを切削して仕上げます。
型鍛はこの鍛造工程でほぼ全てを作り上げ、数万本規模の量産に対応する事が出来ます。
また開発コストも莫大で、スーパーカー数台分の開発費が必要です。
とはいえ鍛造切削も開発費はかなりのもですが、ワタシの規模ではそこまでの量産性は必要ありませんし、商品的にはどちらも素晴らしい鍛造商品が出来上がります。

■ ホイール製作で最大のキモは熱処理
鍛造工程を終えたホイールは、とてつもなく大きいオーブンに入れて熱処理を行います。
よく「鍛造だから固くて強いんでしょ?」と言われる方がいらっしゃいますが、いくら良い鍛造技術があったとしても、熱処理工程が上手くない工場さんのホイールは、いくら鍛造でも鋳造程度の強度しかない商品もあったりします。

es-02が優れているポイントの一つに、匠が鬼の形相で温度と時間管理をしている熱処理工程があります。
ここの温度管理と焼く時間で、ホイールの特性が大きく左右し、カチカチの鍛造素材が更に強さを増し、且つしなやかな柔軟性をもったアルミホイールに変化します。
ワタシは熱処理から出てきたホイールの雰囲気が大好きで、その雰囲気のまま製品化したいといつも工場さんに交渉するのですが「お前は本当に変態だな・・」とあしらわれていつも終ってしまいます。
ほんとカッコイイんですよ、皆さんにお見せできないのが残念ですが、いつか機会があればお見せしますね。

■ ダイアモンドを切り出すかのような切削工程
大気圏突入を終えたシャトルのようなホイールを、切削機にセットしていよいよフェイスやリムを作り出します。
es-02はこの工程で全ての箇所に刃物が入ります。
当然ホイールは回しながら削りますから、抜群の真円度とホイールバランスはここから生まれます。
鋳造ホイールは切削工程こそありますが、刃物の入れる個所は限られていて、鋳肌のままの箇所が多く残るので、es-02ほどのホイール精度を出す事は出来ません。
削り出される様子は、ダイアモンドを磨き上げているかのようで、個人的にはこの工程が一番感動します。

アバルト ホイール

うっとりするほど綺麗じゃないですか!?
塗装するのがもったいないですよね、ご要望があればこの状態にクリアだけ吹いて納品も可能です(笑)

■ 圧力検査と塗装工程
加工が終わったホイールは、全て圧力検査を行います。
タイヤみたいな専用の治具をホイールにはめて、デカイ水槽に圧力をかけて沈めます。
そこで圧力が漏れていないかを確認します。

その後に、塗装ブースにてお客様から頂いたオーダーカラーに塗装されてホイールは完成します。
塗装終了後に、蛍光灯でビカビカのお部屋で職人さんが塗装の最終検品を行い、梱包されて皆様のお手元に出荷されます。

これがes wheelの製作工程になります。
工場さんは機密事項も多く、工場内の撮影が許されない箇所がほとんどです。
本当ならもっと画像をつけてご説明をしたいのですが、こればっかりはゴメンナサイ。

という事で、オーダーを頂いているお客様、このBlogを見ながらご自身のホイールが今どの辺りの工程かを妄想して、納品までもう少しお待ち頂ければと思います。

〆はここ最近で一番お気に入りのカットにて。

アバルト ホイール

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