ワタクシ、実はセッティングマニアだったりします。
車高やアライメント、車体ジオメトリーが大好きで、ABARTH500を購入してからずっと気になっていた事があります。
ワタシのABARTH500はかなり車高が低くく、全長式のダンパーをつければ問題ないのですが、残念ながらロアアームは大きくバンザイしています。
という事はスタビライザーも大きくバンザイしていて、適正可動範囲から外れていて、スタビライザーリンクには大きな力がかかっています。
先日レース仲間のABARTH595が、サーキット走行中スタビライザーリンクが折れるというトラブルが連続して起こりました。
いろいろと検証したのですが、ある一定の車高からスタビライザーリンクの可動域を超えてしまい、ダンパーの動きを妨げている事が分かりました。(車高の目安的には、595の純正車高より下げている車は該当してきます)
ダンパーが深くストロークしようとすると、ダンパーの動きが渋くなりサスペンションがドタバタ動いたり、ヒョコヒョコしたりします。
サーキットやワインディングの高速コーナーを走った際に若干の違和感を感じていたのですが、残念ながらその時にはこの動きがスタビライザーリンクだとは分かりませんでした。
この手の商品はあまりTHREE HUNDREDらしくないので試作するか迷ったのですが、どうしても気になっていたので先日伸縮するスタビライザーリンクを自分で作ってみました。
装着してテスト走行を行った数分で「なんでもっと早く気が付かなかったのだろう・・・」と思いました。
高速コーナーどころか、ストリートでマンホールを踏んだ時や、高速道路のつなぎ目で、今まで感じた事のないようなシナヤカな動きを披露してくれました。
これには正直驚きました、ただ車高とスタビライザーリンクの長さの関係がかなり微妙で、部品として販売するには相当なデータを取る必要がありそうです。
試作品には若干の不具合も見つかったので、まだ量産とまではいかないのですが、ワタシのABARTH500で距離を稼ぎ、様々なデータを集めて、量産できたらと思っています。
あまりに嬉しくて、製品情報をちょっとフライングしてしまいました☆
ただのスタビライザーリンクではつまらないので、THREE HUNDREDらしい見た目と機能を加えながら、量産に向けて大切に開発していきたいと思います。